競馬、競艇、競輪、オートレース、宝くじ、パチンコ、スロット、麻雀等々・・・
現在の日本には多種多様なギャンブルが存在しますが
技術と知識次第で勝てるものもあれば、どう足掻いても
勝てないものまで様々です。
そんな様々なギャンブルで稼ぐ事は本当に可能なのか!?
この部分に焦点を当てて考えていきたいと思います。
今回は「パチンコ」について
▼パチンコについて
▲パチンコについて
パチンコは、ガラス窓で遮られ、多数の釘で構成された盤面上に
玉を打ち出す遊技機であり、その玉が特定の場所にある入賞口に
入ると賞球が得られる他、賞球を得やすい状態への突入抽選等が
行われることもあります。
機種ごとに異なる演出やゲーム性、連荘中の爽快感等々・・・
その魅力は多種多様であり、とても一言では言い表せません。
パチンコは、日本人にとって最も身近なギャンブルであり、
大衆娯楽として非常に多くの人々に親しまれています。
また、現在の日本には、多くのパチンコ屋が点在しているため、
ほぼ365日間、いつでも・どこでも手軽にパチンコを遊戯可能です。
▼パチンコは一応非公認ギャンブル
▲パチンコは一応非公認ギャンブル
ご存じの方も多いと思いますが、パチンコは
国が公に認めているギャンブルではありません。
これは日本の法律で賭博が禁止されいるからです。
なお、現在、日本で認められているギャンブルは競馬、競輪、
競艇、オートレースのみであり、これらの公営ギャンブルは、
競馬法や競艇法などで合法化されています。
では、何故非合法であるパチンコが摘発されることもなく
現在に至るまで日本全国で栄華を極めているのでしょうか?
その最大の理由は、パチンコ店の特殊な換金方法にあります。
公営ギャンブルであれば、換金は客と胴元で直接現金を
やり取りすることができますが、非公式ギャンブルだと
さすがにそういうわけにはいきません。
パチンコで換金する際は、パチンコ店が客の出玉を
一旦、特殊景品と交換し、その後、客が特殊景品を
換金所で現金化するという2つの手順を要します。
このパチンコ店と客の間に第三者である景品交換所を
介入させて換金を行う仕組みを”三店方式”と呼び
これにより、パチンコは法の網をすり抜けているのです。
また、違う角度から見れば、例え三店方式でもカジノや
麻雀は認められていないことに加えて、パチンコ業界は
警察にとって甘い蜜であり、天下り先でもあること等から、
非公式とはいえ、パチスロは国家に守られていると言っても
過言ではないでしょう。
▼パチンコの控除率と還元率
▲パチンコの控除率と還元率
一般的にパチンコの控除率は10%~20%と言われています。
これを具体的に言えば、パチンコの総売り上げの80%~90%を
出玉として客側に還元し、残りの10%~20%がホール(胴元)
の収益になるということ。
しかし実際には、パチンコの控除率は、台の釘次第であり、
極端に言えば控除率を100%にすることも可能で、釘を完璧に
閉めてしまえば、大当たりの抽選を受けられないのはもちろん、
賞球を得ることもできません。(こんな台を打つ人はいないし、
店もそんなことはしないでしょうが、理論の説明のため)
つまり、パチンコの控除率は店次第なんです。
これだけを聞くと変なイメージが湧くかもしれませんが、
それは悪いことばかりではなく、やる気のある店は集客の
ために控除率がマイナスの台を準備することもあります。
これはつまり、簡単に言えば、店選びさえ間違えなければ、
還元率100%超えの理論上客側がプラスになる台も存在する
ということを意味するのです。
▼知識介入性
▲知識介入性
確変中や時短中はモチロンのこと、機種によっては絶対に
止めてはならない好機が存在するため、最低限、遊戯する
機種のスペックを頭に入れておく必要があります。
何も知らずに遊戯すると、知らず知らずの内にチャンスを
棒に振ってしまう惨事も起こり得るのがパチンコです。
特に潜伏確変中は、内部的には確変中であるにも関わらず、
表面上は、そのチャンス状態が分かり辛い機種もあるため、
そんな台を知らずに捨ててしまわないよう注意しましょう。
逆に知識さえあれば、確変中の台を拾えることもあります。
その他にも、パチンコで使える技術を覚えたり、機種ごとの
ボーダーラインを覚える等、パチンコの勝率を上げるために
役立つ、覚えるべき知識は意外と多いです。
つまり、覚えるべき知識が多いという事は、他ユーザーと
知識量で差をつけ易いという事であり、パチンコは知識が
豊富なプレイヤーほど有利に勝負を展開できるのです。
したがって、パチンコの知識介入性は高いと言えるでしょう。
なお、それらの知識は、コンビニで売っているパチンコ関連の
ガイド本を読めば十分補えます。怪しくて異様に金額が高い
情報なんて購入する必要は一切ありません。
▼技術介入性
▲技術介入性
止め打ち、釘読み、最適なストローク選定等々・・・
パチンコにおける技術介入要素1つ1つの効果は決して絶大とは
言えませんが、技術介入要素自体は非常に豊富に存在するため、
それらを複数組み合わせることで大きな効果が見込めます。
よって、パチンコの技術介入性は極めて高いと言えるでしょう。
以下、代表的な技術をいくつか紹介します。
釘読みは、各所の釘の開閉具合から、その台の良し悪しを
判断するパチンコで最も重要とされている技術です。
これを極めてしまえば、パチンコを打たずとも、
その台の大よその期待値が分かるようになります。
しかしながら、習得は容易ではなく、常日頃から釘を
よく観察しなければ、釘を読めるようにはなりません。
上手くなりたいと考えて打つのと、ただ何となく打つのでは、
将来の着地点が確実に変わるので、普段からその辺りを
意識して立ち回るのが、上達への近道だと言えます。
保留止め、ステージ止め、ラウンド止め等々、一口に
止め打ちといっても色々ありますが、全てに共通して
無駄玉を減らすことを目的とした技術です。
例えば、パチンコの大半の機種では、保留4つが満タン
状態であり、そういった機種では、保留4つ時にヘソに
玉が入っても大当たりの抽選が行われません。
そのため、保留が満タンになったら、無駄玉を嫌って
打ちだしを止める人は多いと思います。
これも立派な「止め打ち(保留止め)」です。
その他にも、ラウンド中・アタッカーの開閉に合わせて
止め打ち(ラウンド止め)したり、時短中に電サポの
動きに合わせて止め打ち(時短止め打ち)をすることで
無駄玉を極力減らすことができます。
止め打ちによって、1日の収支が大きく変わることは
ありませんが、塵も積もれば山となるとはよく言ったもので、
実行回数が多ければ多い程、得する金額は大きくなっていきます。
スロットでもそうですが、このように1玉・1コインを
大切にする精神は非常に重要です。
▼パチンコで稼げるか?
▲パチンコで稼げるか?
パチンコユーザーの多くは、閑散とした寂れたホールよりも
たくさん出玉が出ていて賑わっているホールを好むものです。
そのため、店側が集客を狙うのであれば、出玉でアピール
するのが最も効果的であり、出玉でアピールするためには
出玉が出易いパチンコ台を準備する必要があります。
しかし、いくら出玉が出ても客が皆負けたのでは、良い噂や
それに付随した優秀な宣伝効果を持つ口コミが広がりません。
つまり、利益を上げつつも、一部のお客さんには勝って
気持ちよく帰って頂かなければ、客は減る一方なのです。
よって、パチンコ店の思惑次第では、店側が理論上還元率が
100%を超えるパチンコ台を準備することも現実的に有り得るし、
実際に客に勝ってもらうための台を準備している店舗もあるのです。
この還元率100%超えの台、言い換えれば期待値が
プラスの台を打ち続けることで、パチンコは勝てます。
期待値がプラスの台を打っても、1日単位という
短いスパンで見れば負けることもあるでしょう。
しかし、確率は試行を増やすほど、確率通りに収束する
性質を持っているため、そういう台の数をこなすことで、
長い目で見れば確実に収支をプラスにできるのです。
(確率の収束についてはこちら)
さらに、高い知識介入性と技術介入性も相まって
パチンコで稼ぐ事は十分可能であると言えるでしょう。
パチプロの存在も、それを裏付けていると思います。
昔は、パチンコにもスロットのような設定があり、
釘が良いだけではダメでしたが、今では設定は無くなり、
釘さえ良ければ勝てる時代になりました。
▼釘が良ければ何が変わる?
▲釘が良ければ何が変わる?
釘が良ければ、ラウンド中や時短中の無駄玉が減り、
回転率が良くなるだけでなく、時間効率がアップします。
例えば、同じ機種で1000円で①100回転する台と
②10回転する台があったとします。
この機種の大当たり確率が1/300とすると・・・
①では平均3000円で当たりが引けるのに対して、
②では平均30000円かかります。
1回の大当たりで7000円分程度の出玉が得られるとするなら
1日中打った場合、①は大勝、②は大負けになるでしょう。
また、釘が良いほど、待機時間が短くなることに加えて、
保留が多い程、1ゲームあたりの消化時間が短くなるため
時間効率的にも有利になるというワケです。
▼1,000円で何回回れば勝てる?
▲1,000円で何回回れば勝てる?
パチンコにおける”理論上の損益が±0円になる
金額あたりの回転数”を”ボーダーライン”と呼びます。
ボーダーラインは機種によって変わってきますし、
店の交換率によっても変わります。
このボーダーラインについては、パチンコ関連の
ガイド本等で簡単に知ることが可能です。
パチンコ北斗の拳百列(2012)を例に挙げると・・・
2.5円交換→21.0回
3.0円交換→19.5回
3.5円交換→18.4回
4.0円交換→17.4回となっています。
(1,000円あたりの回転数)
スルー周りの釘が悪くて、電チューが中々開かずに
時短中に出玉を削られたり、アタッカー周りの釘が悪く
玉がこぼれてラウンド中に出玉が削られる等々・・・
そういった場合には、その分だけボーダーラインを
上げなければならないので注意が必要です。
最近は、ボーダーラインより回るものの、ラウンド中や、
時短中にゴリッと出玉を削られる台が多くなった気がします。
とにかく、そんな台に騙されないように注意しましょう。
逆に時短等で玉が増えたりする場合には、
その分ボーダーラインを下げても大丈夫です。
▼交換率について
▲交換率について
交換率とは、”獲得したパチンコ玉を交換する際に現金化される割合”のことです。
交換率は店によって異なり、1000円分のパチンコ玉
(4パチなら250玉)を借りて、それをそのまま交換すると
1000円に換金できる交換率を”等価交換”と呼びます。
具体的には・・・
4円パチンコの場合(貸玉:1000円で250玉)
2.5円交換(40玉交換)・・・400玉で1000円
3.0円交換(33.3玉交換)・・333.3玉で1000円
3.5円交換(28.6玉交換)・・285.7玉で1000円
4.0円交換(25玉交換)・・・250玉で1000円(等価交換)
(例:250玉交換した場合、等価→1000円、3.5円→875円、3.0円→750円)
1円パチンコの場合(貸玉:1000円で1000玉)
0.5円交換(200玉交換)・・・2000玉で1000円
1.0円交換(100玉交換)・・・1000玉で1000円(等価交換)
(例:1000玉交換した場合、等価→1000円、0.5円→500円)
いずれのレートの場合も、下2(3)桁は
店によって変わりますが、大体上記のような感じです。
(余り玉が店により異なるため)
この等価交換を除く換金率で生じる、
換金額の差を換金ギャップと呼びます。
換金ギャップは、交換時に損をしているように
感じますが、実際には玉の使用の有無に関わらず、
玉を購入(投資)した時点で既に生じており、
1000円投資するごとに、3.5円交換では125円、
3.0円交換では250円、2.5円交換では375円と
投資金額が増えるほど、損する額も増えていきます。
つまり、パチンコ玉の価値の関係を表すと以下の通り・・・
・等価交換では、玉を借りる時=玉を借りた後=出玉=換金時
・等価でない場合は、玉を借りる時>玉を借りた後=出玉=換金時
このように、等価交換店では「打つ→交換→打つ→交換」を
繰り返しても問題ありませんが、低交換率店では投資する度に
換金ギャップが生じるため、できるだけ投資を少なくする事が
得策であり、そのために極力持ち玉で遊戯すべきなのです。
この説明だけだと、等価交換店での勝負が一番都合が良さそうに
感じるかもしれませんが、実際はそうとは限りません。
その理由は次項で説明します。
▼店側の立場で考える
▲店側の立場で考える
交換率だけを見ると、低換金率店よりも高換金率店で
遊戯する方が客にとって有利に見えますが、逆に客が
有利ということは、店側にとっては不利ということに
なります。
パチンコは、慈善事業ではないため、
当然利益を上げなければなりません。
低換金率店と比べると、高換金率店は、換金ギャップで得られる
利益が少ない事に加えて、賞球1玉あたりに対する価値が高い
事から、どうしても出玉を客に還元し辛いため、当たり台の量・質
共に劣ってしまう可能性が必然と高くなってしまいます。
このように、どんな換金率にも一長一短があるため
一概にどの換金率が有利とは決めることができません。
ただ、これはあくまで「そうなりやすい」という話であって、
全てのパチンコ店に、これが当てはまる訳ではありませんし、
換金率に関係なく、ボッタクリ店もあれば優良店も存在します。
これも結局は店次第なんです。
付け加えるなら、やる気のあるパチンコ店でも赤字営業を
敢行するのは稀なケースであり、店によっては、期待値が
プラスの台が1台も無いことだって十分有り得ます。
店選びは重要な要素の1つであり、ここを間違えると、
どうあがいてもパチンコで勝つことはできません。
しかしながら、客を呼ぶためには、客に勝ってもらうことが
1番の宣伝になることもまた事実!!
集客を狙う店は客がプラスになる台も用意するでしょう。
ここに勝機が生まれるワケです。
▼総括
▲総括
パチンコは技術介入性・知識介入性共に高く、釘を見分けられる
確かな目があれば、常に期待値がプラスの勝負ができることから、
努力次第で稼いでいけるギャンブルであると言えるでしょう。
パチンコで稼ぐ方法を簡単にまとめると以下の通りです。
・優良店をみつける
・技術・知識を身につける
・期待値がプラスの台を打ち続ける
・1玉1玉を大切にする
パチプロの方々は、良い釘を見分ける目が長けており、
1玉も無駄にしない精神のもと、様々な技術・知識を駆使して、
期待値がプラスの台をひたすら打つことで生計を立てています。
▼悪徳業者にご用心
▲悪徳業者にご用心
ネットでパチンコ関連の情報を検索すると”絶対に儲かるパチンコ
攻略法教えます”といった触れ込みの広告を見かけることがあると
思いますが、”絶対”なんて絶対に有り得ません。
別記事に同じような話題を記載しているため、ここでは深く掘り
下げませんが、概ね「絶対に儲かる攻略法教えます」という話は
嘘っぱちです。(興味のある方は、関連記事を御覧下さいまし)
お客様の声やコメントの自作自演、通帳画像の改変等々・・・
そういったものは、いくらでも業者側で簡単に捏造できるので
安易に信じてしまわないようにご注意下さい。
書店やコンビニで売っている、パチンコ関連の情報誌以上の
情報が出回る可能性は、ほぼゼロだと考えて間違いありません。
▼パチンコの税金
▲パチンコの税金
パチンコで得た収入は「一時所得」に該当し、一時所得から
一時所得を得るために要した支出額を引いた金額の合計が
年間を通して50万円を超える場合は課税対象となります。