競馬、競艇、競輪、オートレース、宝くじ、パチンコ、スロット、麻雀等々・・・
現在の日本には多種多様なギャンブルが存在しますが
技術と知識次第で勝てるものもあれば、どう足掻いても
勝てないものまで様々です。
そんな様々なギャンブルで稼ぐ事は本当に可能なのか!?
この部分に焦点を当てて考えていきたいと思います。
今回は「競馬」について
競馬は、騎手が騎乗した馬によって競われる競走競技であり、
且つ、その着順を予想して楽しむ日本公認ギャンブルの1つです。
最低100円から参加できる手軽さに加えて
一攫千金を狙った太い勝負もできるという
その自由度の高さから、幅広い層に人気があります。
競馬の還元率は75%、控除率は25%です。
(馬券の種類によっては数値に多少の前後アリ)
簡単に言えば、馬券の総売り上げの75%を
当選金として当選者へ支払い、残りの25%が
売り手(主催者)の収益になるということ。
この収益から、競馬開催のために必要な賞金等の
経費含め、競馬を維持するための費用を捻出しています。
2012/08/04に「メイクデビュー新潟」で出た
3連単29,832,950円が現在の最高払戻金額です。
ちなみに、このレースの3連単の組み合わせ数は
全部で4080通りで、3850番目に人気の馬券だったそうな・・・
当てずっぽうでもない限り、まず買う人はいないような
不人気馬券ですね(汗)しかし、100円が約3000万に化けた
ワケですから、さぞ購入者は結果に仰天した事でしょう。
競馬の性質上、やはり人気は強い馬に集中するものです。
競馬は、人気のある(多く売れている)馬券ほど配当が低くく、
逆に人気のない(あまり売れていない)馬券ほど配当が高くなる
システムであり、高い配当を求めるのであれば、人気のない馬券を・・・
つまり、勝率の低い「弱い」馬を選ばなければなりません。
(もちろん騎手も重要ですが・・・)
このように競馬の配当金は、馬の能力に反比例します。
技術介入の余地はありませんが、馬の能力を分析できたり、
各競馬場の特性を熟知している等、知識介入の余地はあり、
努力することで予想的中率を上げることができるでしょう。
しかし、どれだけ完全完璧な分析ができたとしても
相手は馬、騎手共に生物であり、イレギュラーがつきもの。
このイレギュラーが知識介入の効果を激減させてしまいます。
その結果、フル知識介入を試みたとしても、問題の
控除率25%という分厚い壁を打ち破るのは極めて困難・・・
加えて、馬の実力と配当が反比例する競馬のシステムから考えれば
競馬で勝ち続けることは、まず不可能であると言えるでしょう。
また、各競馬専門誌(その道の専門家)の予想の年間収支が
マイナスであることからも、競馬で勝ち続けられる可能性が
ほぼゼロであると窺い知ることができます。
- 競馬予想のプロの収支結果
- 専門家であればあるほど勝てない不思議な世界
- 必勝法が必勝法でなくなる矛盾
前項で、競馬で勝ち続けられる可能性が、ほぼゼロであると
書きましたが、実は世の中には競馬で儲けている方々もいる模様です。
(詳しくは本項の参考サイトさんを見て頂ければと思います)
前者の「160億円の話」の方は、やや情報不足感が否めず
競馬の税制から考えれば、純粋な利益額は少なそうな気もしますが・・・
これらの話題はニュースで大々的に取り上げられただけでなく
実際に裁判にもなっていますし、真実なのだろうと思います。
ただ、どちらも期間が3年程度であり、内容によっては偶々という
可能性も否定できない点が気になるところです。
まあ、3年でもスゴイ事なんですがね・・・
とりあえず言えるのは、どちらも資金力が半端じゃないということ。
とてもじゃないですが一般人には到底真似できないレベルです。
ネットで競馬関連の情報を探すと”絶対に儲かる!”といった
触れ込みの広告を見かけることがあると思いますが、”絶対”
なんて絶対に有り得ません。
考えてみて下さい。
仮に絶対に儲かる競馬の着順予想が存在するとして
その情報を広く発信すると何が起きるでしょうか?
情報を広めれば広めるほど、その予想のオッズがグングンと
下がってしまうことになり、「絶対に儲かる!!」ハズの情報が
全然儲からない情報と化してしまいます。
そもそも、そんな情報を持っているのであれば、その情報を
誰にも教えずに、自分で馬券を購入した方が儲かるワケで、
儲かっているのなら他人に予想を教える必要は一切ありません。
では、情報を発信する目的は何でしょうか?
彼等彼女等は、予想という情報を売って、利益を稼ぎたいのです。
これは逆に言えば、情報発信者自身が純粋な競馬の予想では儲ける
ことができていない裏返しであるとも言えます。
概ね「絶対に儲かる予想教えます」という話は嘘っぱちです。
お客様の声やコメントの自作自演、通帳画像の改変等々・・・
そういったものは、いくらでもサイト側で簡単に捏造できるので
安易に信じてしまわないようにご注意下さい。
競馬で得た収入は「一時所得」に該当し、一時所得から
一時所得を得るために要した支出額を引いた金額の合計が
年間を通して50万円を超える場合は課税対象となります。
一般的にハズレ馬券の購入費用は、一時所得を
得るために要した支出額と認められないので注意!!