前回、約1ヶ月のスロット修行を経て、そろそろ実戦したくなってきた所までお話しました。
「バイトで貯めた10万円の資金をスロットで増やしてやるぜ!」と意気揚々とホールへ。
スロット回想記、第3話。
私がホールで、人生で初めて打った機種はハイビ30という沖スロです。
現在は随分少なくなりましたが、当時の福岡では沖スロ人気があり
沖スロを設置していない店の方が珍しいような状況でした。
ちなみに沖スロとは、沖縄県のスロットという意味で
本土のスロットで使用する物よりもコインが大きいという特徴があります。
(本土のコインが25πなのに対して、沖縄のコインは30πが標準となっています)
これは、沖縄がアメリカの占領下だった時のなごりで
アメリカ人がスロットで30πサイズのコインを使っており
沖縄が日本に返還された後も30πというサイズが残ったそうです。
沖スロには完全告知(当たったら絶対に分かる)の機種が多かったため
初心者の私は、「初心者向けの機種なんだな」と安易に考えました。
これなら、リーチ目なんか分からなくてもボーナスが成立しているのに
止めてしまう心配が無いぞと・・・
確かに、当たれば必ずハイビスカスが光るので、その部分の心配はありませんでしたが
実は沖スロには技術介入性の高い機種が多く、ハイビ30も例外ではありませんでした。
ハイビ30自体の技術介入難易度は決して高くはないのですが、当時の私には無理難題。
子役取りこぼし、リプレイ外し失敗のオンパレード(>_<)
今考えれば、無謀な勝負でした(^_^;)
当たっては出玉が飲まれるを繰り返し、気付けば訳の分からない内に2万円負けです。
こうして、私のスロットデビューにはビギナーズラックなど無く、ほろ苦い思い出となりました。
つづく