競馬、競艇、競輪、オートレース、宝くじ、パチンコ、スロット、麻雀等々・・・
現在の日本には多種多様なギャンブルが存在しますが
技術と知識次第で勝てるものもあれば、どう足掻いても
勝てないものまで様々です。
そんな様々なギャンブルで稼ぐ事は本当に可能なのか!?
この部分に焦点を当てて考えていきたいと思います。
今回は「スロット」について
▼スロットについて
▲スロットについて
スロットは、レバーを引いて回転させたリールを任意の場所で
停止させる遊技機であり、特定の図柄(役)が同じ有効ライン
上に揃うと、各図柄に応じたコインが払い出されます。
遊戯するには、1ゲームあたり1枚~3枚のコインが必要です。
昔は、コイン1枚は20円(1000円で50枚)が常識でしたが、現在では
コイン1枚が10円で借りられる10円スロット、コイン1枚が5円で
借りられる5円スロット等、様々な貸しコイン形態が存在します。
行き過ぎたギャンブル性を規制する形で、スロットは4号機時代の
終焉を迎え、5号機時代に突入した時、スロットの面白味が衰退し、
スロット人口が大幅に少なくなりました。
その頃、小規模なホールは倒産したり、スロット専門店で
頑張っていた店もパチンコを導入せざるを得なかったりと、
まさに世はスロット氷河期・・・
色々と試行錯誤し、何とか客を呼び込もうとした結果が、スロットを
遊び易くした、5スロや10スロの登場した理由なのでしょう。
しかし、登場時は嫌われがちだった5号機も、現在ではART機の
活躍で徐々に人気が高まっており、この快進撃が続けば、再び
スロット黄金時代を迎える日も近いかもしれません。
▼スロットは一応非公認ギャンブル
▲スロットは一応非公認ギャンブル
ご存じの方も多いと思いますが、スロットは
国が公に認めているギャンブルではありません。
これは日本の法律で賭博が禁止されいるからです。
なお、現在、日本で認められているギャンブルは競馬、競輪、
競艇、オートレースのみであり、これらの公営ギャンブルは、
競馬法や競艇法などで合法化されています。
では、何故非合法であるスロットが摘発されることもなく
現在に至るまで日本全国で栄華を極めているのでしょうか?
その最大の理由は、スロット店の特殊な換金方法にあります。
公営ギャンブルであれば、換金は客と胴元で直接現金を
やり取りすることができますが、非公式ギャンブルだと
さすがにそういうわけにはいきません。
スロットで換金する際は、スロット店が客のコインを
一旦、特殊景品と交換し、その後、客が特殊景品を
換金所で現金化するという2つの手順を要します。
このスロット店と客の間に第三者である景品交換所を
介入させて換金を行う仕組みを”三店方式”と呼び
これにより、スロットは法の網をすり抜けているのです。
また、違う角度から見れば、例え三店方式でもカジノや
麻雀は認められていないことに加えて、スロット業界は
警察にとって甘い蜜であり、天下り先でもあること等から、
非公式とはいえ、スロットは国家に守られていると言っても
過言ではないでしょう。
▼スロットの控除率
▲スロットの控除率
一般的にスロットの還元率は90%~95%、控除率は5%~10%です。
簡単に言えば、スロットの総売り上げの90~95%を
出玉として客側に還元し、残りの5%~10%がホール
(胴元)の収益になるということ。
しかし、厳密には、スロットの控除率・還元率は、
機種や設定によって変わりますし、店の換金率に
よっても変わってきます。
何にせよ、このスロットの還元率は、公式・非公式問わず
現在の日本で嗜めるギャンブルの中で最大級の値であるため、
他と比べてスロットは、かなり割の良いギャンブルであると
言えるでしょう。
▼知識介入性
▲知識介入性
スロットで勝つには、高設定を狙い打つ事が肝心ですが
その機種に対して「どこに設定差があるか」を知らなければ
狙いようがないため、設定を判別するための知識は必須です。
また、機種によっては、美味しいモードや美味しいゾーン、
天井前等、絶対に止めてはならない好機が存在します。
何も知らずに遊戯すると、知らず知らずの内にチャンスを
棒に振ってしまったり、酷い時には当たっているのに気付かずに
台を捨ててしまうという惨劇もスロットでは起こり得るのです。
表面上、チャンス状態が分かり辛い機種も存在するため、
そんな台を知らずに捨ててしまうことがないように
各機種の基本情報はしっかり押さえておきましょう。
逆に知識さえあれば、美味しい台を拾えることもあります。
このように、スロットで使える技術を覚えたり、機種ごとの
基本情報を覚える等、スロットの勝率を上げるために役立つ
覚えるべき知識は、かなり多いです。
つまり、覚えるべき知識が多いという事は、他ユーザーと
知識量で差をつけ易いという事であり、スロットは知識が
豊富なプレイヤーほど有利に勝負を展開できるのです。
したがって、スロットの知識介入性は高いと言えるでしょう。
なお、そういった知識は、コンビニで売っているガイド本を
読むだけで十分に補う事が可能です。(パチスロ必勝本等)
高額な怪しい情報なんて購入する必要は一切ありません。
▼技術介入性
▲技術介入性
スロットにおける唯一の技術介入要素は”目押し”であり
目押しとは、任意の絵柄を狙ってリールを止める技術です。
えっ?たった1つだけ?と侮るなかれ・・・
この目押しには様々な効果が期待できます。
4号機時代と比べると随分心細くなりましたが、それでも
まだスロットの技術介入効果は捨てたものではありません。
スロットの技術介入性は、それなりに高いと言えるでしょう。
・小役の取りこぼしを回避し、コイン持ちがアップする
・ボーナス中の獲得枚数を増やす(獲得枚数の最大化)
・ボーナスを素早く察知し、コインロス削減&時間効率アップ
・スロットがさらに面白くなる
また、スロットには、小役出現確率に設定差がつけれらている
機種が多く、小役を取りぼすと、正確な小役出現率がカウント
できないため、目押しが設定判別に役立つケースも多いです。
現状の5号機では、目押しによって、1日の収支が大きく変わる
ことはありませんが、塵も積もれば山となるとはよく言ったもので、
実行回数が増えれば増える程、得する金額は大きくなっていきます。
パチンコでもそうですが、このように1玉・1コインを大切にする
精神は非常に重要です。
その他、スロットで目押しを駆使すると、その時々の状況を
把握し易くなるため、その結果、より一層スロットが面白く
感じられるようになるでしょう。
最初はリール絵柄なんて見えないかもしれませんが、見ようと
努力する事で、徐々に絵柄を視認できるようになっていきます。
特に初心者の内は、通常時にボーナスやBAR等といった目立つ
見易い絵柄を狙って練習するとよいでしょう。
上手くなりたいと考えて打つのと、ただ何となく打つのでは、
将来の着地点が確実に変わるので、普段からその辺りを
意識して立ち回るのが、上達への近道だと言えます。
ちなみに、全絵柄が見えれば言う事無しですが、必ずしも
全ての絵柄を視認できるようになる必要はありません。
大体の機種の小役は、ボーナス絵柄にくっついていることが多く、
そういったリール配列の機種であれば、ボーナス絵柄さえ見えれば
それを目安に全ての絵柄を狙うことが可能です。
▼スロットで稼げるか?
▲スロットで稼げるか?
スロットユーザーの多くは、閑散とした寂れたホールよりも
たくさん出玉が出ていて賑わっているホールを好むものです。
スロットは慈善事業ではないため、必然的に店舗は利益を
上げなければ営業を続けることができません。
しかし、だからと言って、全部が全部を”客が勝てない低設定の
回収台”ばかりにしてしまうと、すぐに「あの店は渋い」という
噂が広まってしまい、あっと言う間にホールは廃れてしまいます。
客を呼ばなければ利益は絶対に上がりませんし、客を呼ぶには、
一部の客にキッチリ勝って帰ってもらわなければなりません。
つまり、客を呼び込みたい店側は、客が勝ち易い高設定を
準備する必要があり、ここに勝機が生まれてくるワケです。
スロットの高設定は、基本的に期待値が100%を超えるように
設計されているため、スロットは高設定を打ち続けることが
できれば間違いなく勝てます。
また、機種によっては、ゾーン狙いや天井狙いを徹底すれば、
低設定でも期待値が100%を超える立ち回りが可能です。
期待値がプラスの台を打っても、1日単位という
短いスパンで見れば負けることもあるでしょう。
しかし、確率は試行を増やすほど、確率通りに収束する
性質を持っているため、そういう台の数をこなすことで、
長い目で見れば確実に収支をプラスにできるのです。
(確率の収束についてはこちら)
店の思惑次第では、還元率が100%を超える勝負も可能である
スロットは、その技術介入性と知識介入性の高さも相まって、
努力次第で稼げるギャンブルであると言えるでしょう。
プロの存在も、それを裏付けていると思います。
▼換金率について
▲換金率について
換金率とは、”獲得したコインを交換する際に現金化される割合”のことです。
換金率は店によって異なり、1000円分のコイン
(20スロなら50枚)を借りて、そのまま交換すると
1000円に換金できる換金率を”等価交換”と呼びます。
具体的には・・・
20円スロットの場合(貸コイン:1000円で50枚)
5.0枚交換・・・50枚で1000円(等価交換)
5.5枚交換・・・55枚で1000円
6.0枚交換・・・60枚で1000円
(例:コイン50枚を交換した場合、等価→1000円、5.5枚→909円、6.0枚→833円)
10円スロットの場合(貸コイン:1000円で100枚)
10枚交換・・・100枚で1000円(等価交換)
10.5枚交換・・・105枚で1000円
11枚交換・・・110枚で1000円
(例:コイン100枚を交換した場合、等価→1000円、10.5枚→952円、11枚→909円)
5円スロットの場合(貸コイン:1000円で200枚)
20枚交換・・・200枚で1000円(等価交換)
20.5枚交換・・・205枚で1000円
21枚交換・・・210枚で1000円
(例:コイン200枚を交換した場合、等価→1000円、20.5枚→976円、21枚→952円)
いずれのレートの場合も、下2(3)桁は
店によって変わりますが、大体上記のような感じです。
(余り玉が店により異なるため)
この等価交換を除く換金率で生じる
換金額の差を換金ギャップと呼びます。
換金ギャップは、交換時に損をしているように
感じますが、実際にはコイン使用の有無に関わらず、
コインを購入(投資)した時点で既に生じており、
1000円投資するごとに、5.5枚交換では91円、
6.0枚交換では167円、7.0枚交換では286円と
投資金額が増えるほど、損する額も増えていきます。
つまり、コインの価値の関係を表すと以下の通り・・・
・等価交換では、コインを借りる時=コインを借りた後=出玉=換金時
・等価でない場合は、コインを借りる時>コインを借りた後=出玉=換金時
このように、等価交換店では「打つ→交換→打つ→交換」を
繰り返しても問題ありませんが、低換金率店では投資をする度に
換金ギャップが生じるため、できるだけ投資を少なくする事が
得策であり、そのために極力持ち玉で遊戯すべきなのです。
この説明だけだと、等価交換店での勝負が一番都合が良さそうに
感じるかもしれませんが、実際はそうとは限りません。
その理由は次項で説明します。
▼設定について
▲設定について
中には変則的な機種もありますが、基本的にスロットには
6段階の設定が存在します。(設定1が最も客が勝ち辛く、
設定6が最も客が勝ち易い設定です)
単純な仕様の台で説明すると、高設定ほどボーナス確率が
優秀だったり、子役確率が良く、通常時のコイン持ちが
優遇されていたりと、より客側に有利な設定となっています。
(設定差がある部分は機種によって異なります)
この高設定を探すのも、スロットの醍醐味であり、
“高設定を打つ”というのは、スロットで勝つための
基本戦術であると言えます。
スロッターは基本、高設定を求めて立ち回るワケですが
ここで考えなければならないのが”設定投入率”についてです。
低換金率店と比べると、高換金率店は、換金ギャップで得られる
利益が少ない事に加えて、払い出し1枚あたりに対する価値が高い
事から、どうしても出玉を客に還元し辛いため、当たり台の量・質
共に劣ってしまう可能性が必然と高くなってしまいます。
そのため、一概に全ての店が当てはまる訳ではありませんが
低換金率店の方が高設定投入率が高い傾向にあります。
繰返しになりますが、スロットは慈善事業ではないため、
店舗は儲けを出さなければなりません。
たまには赤字営業なんていうこともあるかもしれませんが、
基本は黒字営業です。
儲けが無いのに、客に有利な高設定は入れられません。
しかし、儲けを出すと言っても、低設定ばかりで営業を続ければ
客がその店から離れてしまうことは容易に想像できるでしょう。
集客を本気で目論むホールは、出玉でアピールするのが
1番効果的と考え、そのためには高設定を多数投入しようと
考えるはずです。
また、もし、どこの店も設定状況が同じであれば
客は等価交換のホールにしか集まらなくなります。
この点から考えても、低換金率店は自店の存在価値を
平均設定の高さで示さなくてはなりません。
以上の理由から、低換金率店の方が高設定の投入率が高くなり易く
必ずしも等価交換店で打つことが有利になるとは限らないのです。
ただし、等価交換店でも高設定を投入する優良店は存在しますし、
逆に低換金率店のクセに低設定ばかりの極悪非道な店も存在します。
あくまでもそうなり易いという話であり、この法則が全ての店舗に
必ずしも当て嵌まるわけではありません。
▼機械割について
▲機械割について
機械割とは、遊技におけるコインの払い出し率(ペイアウト)を指し、
この機械割は、OUT枚数/IN枚数×100で計算されます。
例として、5号機、アイムジャグラーEXの機械割を見てみましょう。
設定1→95.85%
設定2→96.70%
設定3→98.71%
設定4→100.80%
設定5→102.80%
設定6→105.16%
この数値はメーカー発表値です。
次に機械割から、各設定での期待獲得枚数を計算してみましょう。
例えば、アイムジャグラーEXを各々の設定で7000ゲーム回したとすると
1ゲームあたり3枚のコインが必要ですので、7000ゲーム×3枚=21000枚を
投入したことになります。
この条件で考えた場合、それぞれの設定での期待枚数は・・・
設定1→-871.5枚(-17430円)
設定2→-693枚(-13860円)
設定3→-270.9枚(-5418円)
設定4→+168枚(3360円)
設定5→+588枚 (11760円)
設定6→+1083.6枚(21672円)となります。
※()内の金額は等価交換として計算した期待収支です。
また、これが、10000ゲーム回したことになると・・・
設定1→-1245枚(-24900円)
設定2→-990枚(-19800円)
設定3→-387枚(-7740円)
設定4→+240枚(4800円)
設定5→+840枚 (16800円)
設定6→+1548枚(30960円)となります。
※()内の金額は等価交換として計算した期待収支です。
この結果から、ゲーム数が増えれば増えるほど、
機械割が100%を切る台であれば負け額が大きくなり、
機械割が100%を超える台であれば勝ち額が大きくなる
ことが分かると思います。
低設定を回避し、より多く高設定でゲーム数を稼ぐことが
勝利へのカギだと言えるのです。
さらに、スロットでは、子役を取りこぼさないように打ったり、
ボーナス時に最も獲得枚数が多くなるように打つ等の技術を
用いることで、メーカー発表値よりも実際の機械割がアップする
ケースが多く見受けられます。
アイムジャグラーEXの技術介入時の機械割を見てみましょう。
設定1→96.49%(95.85%)
設定2→97.32%(96.70%)
設定3→99.96%(98.71%)
設定4→102.06%(100.80%)
設定5→104.39%(102.80%)
設定6→107.09%(105.16%)
※()内はメーカー発表値です。
※算出条件→ボーナスは成立1ゲーム目に揃え、チェリーは全て獲得し、
ベル・ピエロは100%取りこぼすという条件で算出した
7000ゲーム×10万日分のシミュレート値です(パチスロ必勝本より)
“メーカー発表値”と”技術介入時のシミュレート値”を比べると、
アイムジャグラーEXでも例外なく、技術介入によって機械割が
上昇しているのが分かります。
この数値の上昇は、スロットに技術介入の余地があることを
示していると言えるでしょう。
当然、機械割が高いほど打ち手にとって有利であるため、
技術を用いれば、より有利にスロットで立ち回ることが
可能となるのです。
ちなみに、換金率が変われば、期待収支も変動しますが
機械割自体は「払い出し率」ですので変動しません。
メーカーが発表する機械割は、フル技術介入時の数値か否かが、
予てより疑問だったため、メーカー発表値について自分なりに
調べてみました。
色々な意見がある中、現在では・・・
4号機の頃は、技術介入を考えずに機械割を算出していたが、
5号機では機械割の算出方法が変わり、完全技術介入で算出することが
条件となったため、現在のメーカー発表値は完全技術介入時の数値である
・・・という説が有力視されている模様です。
しかし、私は少し違うんじゃないかなぁ?と考えています。
確かに機械割算出条件が変更になったのは事実ですが
それはあくまでも検定時の話であって、私達打ち手に対して
公表するメーカー発表値とは別物ではないかと思うのです。
スロット雑誌を愛読している方であれば分かると思いますが、
雑誌の技術介入有りのシミュレート値とメーカー発表値を比べると、
前者の数値が後者の数値を上回っているケースが殆どです。
(スロット雑誌には、7000ゲーム×10万日分等といった様々な
条件のシミュレート値がよく掲載されています)
膨大な試行回数ですので、ほぼ確率通りに収束しているのでは
ないかと思いますし、数値が大きくハズれているなんてことは
ほとんど考えられないような気がします。
そう考えると、メーカー発表値と雑誌のシミュレート値が基本的に
ズレる事に加えて、いつも雑誌のシミュレート値がメーカー発表値を
上回っていて、その逆がない点も不自然に感じます。
(機械割詐称を除く)
まあ、実際はメーカーのみぞ知るところなのですが、
そんな理由から、私はメーカー発表値はフル技術介入時の
数値ではない可能性が高いのではないかと考えています。
▼換金率と機械割
▲換金率と機械割
前項で、換金率の変化によって、機械割自体が変化する
ことはないと書きましたが、これは「機械割が100%を
超えていれば必ず客側の期待値がプラスになる」という
意味ではありません。
具体的に言うと・・・
等価交換の場合は
「機械割が100%を超えている=客側の期待値がプラス」となりますが
等価を除く交換率の場合は
「機械割が100%を超えている≠客側の期待値がプラス」となるのです。
この原因は、項目「換金率について」で説明した
”換金ギャップ”の影響によるものです。
これについて、アイムジャグラーEXの設定4を
例に挙げて詳しく説明したいと思います。
なお、アイムジャグラーEXの設定4の機械割は
100.80%(メーカー発表値で計算)です。
①総プレイ数:4000ゲーム、投資金額:1万円
この時の期待獲得枚数は+96枚になります。
この条件で換金率別に期待収支を計算すると・・・
等価交換(5枚交換)⇒プラス1920円
5.5枚交換⇒プラス840円
6.0枚交換⇒マイナス70円
この場合6.0枚交換の店では、期待収支がマイナスとなり
必ずしも「機械割が100%を超えている=客側の期待値が
プラス」ではない事が分かると思います。
次に・・・
②総プレイ数:4000ゲーム、投資金額:2万円
この条件の期待獲得枚数は+96枚になります。
この条件で換金率別に期待収支を計算すると・・・
等価交換(5枚交換)⇒プラス1920円
5.5枚交換⇒マイナス70円
6.0枚交換⇒マイナス1730円
この場合の期待収支は、①の結果と比べると、等価交換では
変化がありませんが、5.5枚交換では収支がマイナスに転じ、
6.0枚交換ではさらにマイナスが大きくなっています。
この結果から、低換金率になればなるほど如何に投資を
抑えるかが大事になるということが分かります。
続いて・・・
②総プレイ数:7000ゲーム、投資金額:2万円
この時の期待獲得枚数は+168枚になります。
この条件で換金率別に期待収支を計算すると・・・
等価交換(5枚交換)⇒プラス3360円
5.5枚交換⇒プラス1240円
6.0枚交換⇒マイナス530円
この場合の期待収支を見ると、ゲーム数が増えた分、
等価交換でのプラス額が大きくなっているのに加え、
5.5枚交換では収支がマイナスからプラスへ逆転し、
6.0枚交換ではマイナス額が小さくなっています。
この結果から、先ず機械割が100%を超えているのが
大前提ですが、低換金率になるほど、持ちコインで
粘ることの重要性が見えてきます。
ちなみに、時間的な問題もありますが、この条件でも
10000ゲーム回すことができれば6.0枚交換の店でも
収支をプラス域にもっていくことが可能です。
このように、例え機械割が100%を超えていても、
条件によっては期待値が100%を下回ってしまう
可能性も考えられるので注意しましょう。
▼総括
▲総括
スロットは、高設定を見抜く眼力と、スロットで勝つために
必要な知識・技術を磨けば、努力次第で稼げるギャンブルで
あると言えるでしょう。
スロットで稼ぐ方法を簡単にまとめると以下の通りです。
・高設定を掴み易い店を発見する
・高設定を打つ(期待値がプラスの台を打つ)
・期待値が最も大きくなる打ち方をする
・技術を磨く
・知識を身に付ける(特に出玉に直結する情報を)
・期待値を追い続ける
・1コイン1コインを大事にする
・スロットを楽しむ
スロプロの方々は、高設定を見つけ出す知識と行動力に優れており、
1コインも無駄にしない精神のもと、様々な技術・知識を駆使して、
期待値がプラスの台を多く打つことで生計を立てています。
▼悪徳業者にご用心
▲悪徳業者にご用心
ネットでスロット関連の情報を検索すると”絶対に儲かるスロット
攻略法教えます”といった触れ込みの広告を見かけることがあると
思いますが、”絶対”なんて絶対に有り得ません。
別記事に同じような話題を記載しているため、ここでは深く掘り
下げませんが、概ね「絶対に儲かる攻略法教えます」という話は
嘘っぱちです。(興味のある方は、関連記事を御覧下さいまし)
お客様の声やコメントの自作自演、通帳画像の改変等々・・・
そういったものは、いくらでも業者側で簡単に捏造できるので
安易に信じてしまわないようにご注意下さい。
書店やコンビニで売っている、スロット関連の情報誌以上の
情報が出回る可能性は、ほぼゼロだと考えて間違いありません。
▼スロットの税金
▲スロットの税金
スロットで得た収入は「一時所得」に該当し、一時所得から
一時所得を得るために要した支出額を引いた金額の合計が
年間を通して50万円を超える場合は課税対象となります。
▼ちょっと昔話
▲ちょっと昔話
昔を振り返ると、4号機全盛期の頃は、フル技術介入時の機械割が
設定1でも100%を超える機種が殆どでした。
5号機からスロットを始めた方は、それでは営業が成り立たないと
思われるかもしれませんが、今と昔では状況がかなり違うのです。
4号機時代の技術介入は、今と比べものにならないほど効果が
絶大だったものの、難度が高かったため、機械割をフルに引き
出せるユーザーは少数でした。
また、昔は、今ほどインターネットが普及しておらず、情報が
出回るのが遅かったため、機種ごとの正しい知識を持つことが
難しい時代だったということも忘れてはなりません。
昔は、技術と知識介入を駆使するスロットユーザーが、
今と比べて少なかったため、設定1の機械割が軒並み
100%を超えていても、営業が成り立つ時代だったのです。
あの頃のスロットは最早ギャンブルとは言えない程・・・
技術を磨く向上心と、積極的に知識を補う行動力さえあれば
スロットで勝ち続けるのは、さほど難しくない時代でした。
その後、スロット業界に規制が入り、4号機から5号機へ
移行した時、スロットの仕様が大幅に変わったことで、
ホールから多くのプロが姿を消しました。
その理由は、単純に「勝ち辛くなった」ということだけでなく、
スロット自体が「つまらなくなった」という理由も少なからず
あったのではないかと推察します。
インターネットが普及し、情報が広く発信できるようになった
現在では、昔よりも情報が広がるのが速く、技術・知識介入を
駆使する人口が圧倒的に増えました。
その上、技術介入自体が簡単になり、その効果が薄くなったことや
優良店には知識のある猛者が集い、高設定の奪取が難しくなったこと、
天井狙いやゾーン狙いでの立ち回りが難しくなったこと等の理由から
以前と比べると、スロットで稼ぐのは難しくなったと言えるでしょう。
しかし、元々高い還元率と、高い技術・知識介入性を併せ持つスロットは、
まだまだ努力次第で稼ぐことが可能なギャンブルであり、ホールに残った
プロの存在も、それを裏打ちしています。